OpenAI CodexおよびそのCLIエージェントツールは、ターミナルから直接コードの自動生成やテスト実行を行える便利な環境を提供します。
しかし、モバイル遠隔操作時に最も頻発するのが、「Awaiting approval(承認待ち)」で画面がフリーズするバグと、SQLiteのロックによるQRコードペアリングの無限待機です。
これらの不具合の技術的背景と、macOSでの即時解決コマンド、そして安定したターミナル遠隔操作の構築方法を解説します。
不具合1: モバイル側で承認ボタンが表示されないバグ
Codexがシェルコマンドの実行許可(y/n)を求める際、対話型TTYプロンプトがモバイルアプリのイベントスキーマに正しく変換されないことがあります。デスクトップ側では「承認待ち」となっているのに、スマホ画面では「Thinking...」のまま止まり、手動でMacに戻らないと作業が進まなくなります。
CLI側の一時的な回避策:
codex --auto-approve-commands --dangerously-skip-permissions※注意: 自動承認を有効にすると、ファイルの削除や危険なコマンドも確認なしで実行されるリスクがあります。
不具合2: SQLite WALロックによるQR接続の無限停止
Codexはローカルセッション状態を ~/.codex/state_5.sqlite に記録します。前回のプロセスが異常終了した場合、WAL(Write-Ahead Log)ファイルがロックされたままになり、ペアリングが完了しなくなります。
ロック解除コマンド:
pkill -9 -f codex rm -f ~/.codex/*.sqlite-wal ~/.codex/*.sqlite-shm根本的な解決策: Mackyによるターミナル直接ストリーミング
制約の多いWebリレーアプリを使う代わりに、Macky を使ってMacの対話型シェルをそのままiPhoneにWebRTCでストリーミングします。
- プロンプトの見落としゼロ: ターミナルの出力文字がそのまま届くため、承認プロンプトが隠れるバグが存在しません。
- ワンタップ承認: 画面下の「y」キーと「Enter」キーで、スマホから即座に安全承認が可能。
- バックグラウンド持続: スマホがスリープしても、Mac上のCodexプロセスは中断されずに動き続けます。