caffeinate は、Mac をスリープさせないための標準コマンドです。ターミナルで caffeinate と入力すれば、Ctrl+C を押すまで Mac はスリープしません。
インストールは不要で、無料で使えます。この記事では、すべてのオプションと、よく使うコマンド、そして caffeinate だけでは解決できない「MacBook の蓋を閉じたとき」の対処法をまとめます。
caffeinate コマンド作成ツール
スリープさせたくない対象と時間を選んで、コマンドをコピーするだけです。
caffeinate の使い方
ターミナルを開いて、次のコマンドを実行します。
caffeinateこれで Mac はスリープしなくなります。コマンドはそのウインドウで動き続けます。Ctrl+C を押すと止まり、Mac は通常のスリープ設定に戻ります。
ターミナルのウインドウを閉じても止まります。
caffeinate のオプション一覧
オプションなしの caffeinate は、アイドル状態によるスリープを防ぎます。オプションを付けると、何をスリープさせないかを細かく選べます。
| オプション | 内容 |
|---|---|
| -d | ディスプレイを点けたままにします。 |
| -i | アイドルによるシステムのスリープを防ぎます。画面は消えることがあります。 |
| -m | ディスクのアイドルスリープを防ぎます。 |
| -s | システム全体のスリープを防ぎます。電源につないでいるときだけ有効です。 |
| -u | ユーザーが操作中だと macOS に伝え、ディスプレイを点けます。-t を付けない場合は 5 秒で切れます。 |
| -t 3600 | 有効時間を秒で指定します。3600 は 1 時間です。 |
| -w 1234 | プロセス ID 1234 が終了するまでスリープを防ぎます。 |
オプションは組み合わせられます。caffeinate -dims なら、ディスプレイ、システム、ディスクをまとめてスリープさせません。
よく使う caffeinate コマンド
止めるまで Mac をスリープさせない
caffeinate画面も点けたままにする
caffeinate -d1 時間だけスリープさせない
caffeinate -t 3600秒数は自由に変えられます。7200 で 2 時間、28800 で 8 時間です。
コマンドの実行中だけスリープさせない
caffeinate -i npm run buildcaffeinate がコマンドを起動し、終わるまで Mac をスリープさせません。終わったら自動で解除されます。バックアップ、ダウンロード、テスト、時間のかかる brew upgrade など、長い処理に使えます。
特定のプロセスが終わるまでスリープさせない
caffeinate -w $(pgrep -n rsync)この例では、いちばん新しい rsync プロセスが終わるまで待ちます。プロセス ID はアクティビティモニタか pgrep で調べられます。
バックグラウンドで動かす
caffeinate -d &末尾の & でバックグラウンド実行になり、同じターミナルをそのまま使えます。
caffeinate の確認方法と止め方
何が Mac のスリープを止めているかは、次のコマンドで確認できます。
pmset -g assertions一覧に caffeinate があるか見てください。PreventUserIdleSystemSleep などの有効な設定が表示されます。
caffeinate をまとめて止めるには、次を実行します。
killall caffeinateMacBook の蓋を閉じても caffeinate は効く?
基本的に効きません。MacBook は蓋を閉じるとスリープし、caffeinate ではそれを防げません。例外はクラムシェルモードです。電源と外部ディスプレイにつないでいれば、蓋を閉じても動き続けます。
ディスプレイなしで蓋を閉じた MacBook を起こしておく方法は 3 つあります。
- pmset:
sudo pmset -a disablesleep 1でスリープを完全に止めます。元に戻すときはsudo pmset -a disablesleep 0です。スリープを止めたままカバンに入れるのは避けてください。かなり熱くなります。 - Amphetamine: Mac App Store の無料アプリで、蓋を閉じたときの設定もあります。
- バッテリー設定: 多くの MacBook では、システム設定 > バッテリー > オプションに、電源接続中にディスプレイがオフのとき自動スリープを防ぐ設定があります。
スリープ中の Mac をリモートで起こす方法
caffeinate はスリープを防ぐコマンドで、すでに眠っている Mac は起こせません。起こしたいときは「ネットワークアクセスによるスリープ解除」をオンにします。MacBook はシステム設定 > バッテリー > オプション、デスクトップの Mac は「エネルギー」にあります。
これをオンにすると、同じネットワークの別のデバイスから画面共有やファイル共有で接続しようとしたときに、Mac が目を覚まします。
外出中も長い処理を動かし続ける
caffeinate は長い処理にぴったりです。ビルド、テスト、Claude Code や Codex などの AI エージェントは 1 時間以上かかることもあります。処理を caffeinate で包めば、終わるまで Mac はスリープしません。
caffeinate -i claude次の問題は、席を離れたときにどう確認するかです。Macky を使うと、Mac のターミナルと画面を iPhone で見られます。処理の様子をリアルタイムで確認し、そのまま入力もできます。

- 蓋を閉じたまま: Macky Pro なら、MacBook の蓋を閉じたままでも使えます。
- AI エージェント: Claude Code と Codex には専用モードがあります。キーバーの y と Enter で次のステップを承認できます。
- しっかり操作: キーバーに Esc、Tab、Ctrl があります。必要なら Mac の画面全体にも切り替えられます。
Macky は 1 回 5 分のセッションまで無料で試せます。Pro は買い切り ¥5,000 です。App Store で入手する。
詳しくは iPhone で Claude Code を使う方法 をご覧ください。
よくある質問
MacBook の蓋を閉じても caffeinate は効きますか?
効きません。電源と外部ディスプレイにつないでいない限り、MacBook は蓋を閉じるとスリープします。蓋を閉じて使うなら sudo pmset -a disablesleep 1 か、Amphetamine などのアプリを使います。
caffeinate を止めるには?
実行中のターミナルで Ctrl+C を押します。すべての caffeinate を止めるなら killall caffeinate を実行します。
Mac を 1 時間だけスリープさせないには?
caffeinate -t 3600 を実行します。数字は秒なので、7200 なら 2 時間です。
caffeinate の -i と -d の違いは?
-i はシステムのアイドルスリープを防ぎますが、画面は消えることがあります。-d は画面を点けたままにします。両方なら caffeinate -di です。
caffeinate でバッテリーは減りますか?
Mac が動き続けるので、スリープ時より早く減ります。なお caffeinate -s は電源につないでいるときだけ有効です。
caffeinate が動いているか確認するには?
pmset -g assertions を実行して caffeinate を探します。pgrep caffeinate でも確認できます。